「思い込み」が成長を阻む? 自分を縛るマインドを手放す方法
「自分はこういう人間だから…」が足かせになることも
「わたしは控えめな性格だから、大勢の前で話すのは向いていない」
「自分は本番に弱いタイプだから、プレゼンでは緊張してうまく話せない」
「リーダーなんて無理。自分は人をまとめるのが苦手だから」
こんなふうに、「自分はこういう人間だ」という思い込み が行動の足かせになっていませんか?
もちろん、自分を客観的に知ることは大切です。しかし、それが固定観念になってしまうと、本来できるはずのことまで「無理」と決めつけてしまい、新しいチャレンジができなくなります。
では、この「自分についての思い込み」はどこから生まれるのでしょうか?
心理学の視点で見てみると、TA(交流分析) では、人が無意識に持っている思考や行動のクセを「ドライバー」「ストッパー」「禁止令」として整理することができます。これらは幼少期の経験や環境から形成され、大人になっても無意識のうちに私たちの思考や行動を制限しているのです。
今回は、この「ドライバー」「ストッパー」「禁止令」について詳しく解説し、それらの影響を察知し、手放すための具体的な方法を紹介します。
1. 思い込みを生む「ドライバー」「ストッパー」「禁止令」とは?
(1)ドライバーとは?
ドライバーとは、「こうすべき」「こうしなければならない」という強迫的な思考のクセを生み出すものです。幼少期に親や周囲から繰り返し言われた言葉が元になっていることが多く、無意識のうちに行動パターンを決めています。
例えば、
- 「ちゃんとしなさい!」 → 完璧主義になりすぎる
- 「もっと頑張れ!」 → 常に無理をしてしまう
- 「おとなしくしていなさい!」 → 自己主張が苦手になる
これらのメッセージが強く刷り込まれていると、「こうあるべき」という思考に縛られ、チャレンジを躊躇するようになります。
(2)ストッパーとは?
ストッパーは、ドライバーとは逆に「○○してはいけない」という思考のクセを生むものです。
例えば、
- 「失敗してはいけない」 → 新しい挑戦を避ける
- 「目立ってはいけない」 → 人前で話すことが苦手になる
- 「楽をしてはいけない」 → 常に頑張りすぎてしまう
ストッパーが強いと、行動する前にブレーキがかかり、無意識のうちに自己制限をかけてしまいます。
(3)禁止令とは?
禁止令は、「してはいけない」というレベルを超えて、「自分には価値がない」「私はダメな人間だ」という自己否定につながる強い思い込みです。
- 「お前は頭が悪いな」と言われ続けた → 「私は頭が悪い」と思い込む
- 「そんなことできるわけない」と言われた → 「私は何をやってもダメだ」と思う
- 「女の子なんだからおとなしくしなさい」 → 「自分はリーダーには向いていない」と考える
こうした思い込みは、大人になってからも無意識に影響を及ぼし、新しいチャレンジを避けたり、自信を失ったりする原因になります。
では、これらの「ドライバー」「ストッパー」「禁止令」が働いていることを察知し、その影響を弱めるにはどうすればよいのでしょうか?
2. 思い込みに気づき、解消するための5つの方法
(1)「今の考え方は本当に自分のものか?」を問い直す
まず大切なのは、「その思い込みは本当に自分の意思なのか?」と自問することです。
例えば、「自分は控えめな性格だからリーダーには向いていない」と考えている人がいたとします。でも、その考え方は本当に自分が感じたことなのでしょうか?もしかすると、過去に親や先生に「大人しくしていなさい」と言われ続けた結果、そう思い込んでいるだけかもしれません。
「これは本当に自分の価値観なのか?」と問い直すことで、無意識のうちに刷り込まれた思い込みを見つけることができます。
(2)自分にかける言葉を変える
人は、日々無意識のうちに自分に言い聞かせる言葉(セルフトーク)によって、思考や行動を決めています。「どうせ自分には無理」と言い続ければ、本当に行動できなくなります。
そこで、「自分にはできる」「まずはやってみよう」とポジティブな言葉を意識的に使うようにしてみましょう。たとえば、
- 「リーダーなんて無理」 → 「まずは小さなチームで挑戦してみよう」
- 「自分は本番に弱い」 → 「練習すれば上達する!」
言葉を変えることで、思考が変わり、行動も変わっていきます。
(3)小さな成功体験を積み重ねる
思い込みを変えるには、「成功体験を増やす」ことも効果的です。いきなり大きな挑戦をするのではなく、「まずは小さな一歩を踏み出す」ことが大切です。
例えば、「私は人前で話すのが苦手」と思っている人なら、まずは少人数の会議で発言してみる。次に、5人くらいのチームでプレゼンをしてみる。こうして少しずつ成功体験を積み重ねることで、自己評価が変わり、思い込みが薄れていきます。
まとめ:思い込みを手放し、新しい自分に出会うために
思い込みは、無意識のうちに私たちの行動を制限し、可能性を狭めてしまいます。しかし、それに気づき、少しずつ修正することで、新しい選択肢が見えてきます。
「自分はこういう人間だから…」と決めつけるのではなく、「まずはやってみよう」と行動してみること。小さな挑戦を積み重ねることで、自分の可能性を広げていくことができます。
💡 「思い込み」は、必ず変えられる。あなたの可能性は、あなたが思っている以上に広がっている! 🚀








