なんとなく1日を脱却する|仕事の目的を理解する習慣
「今日も1日、なんとなく終わってしまった…」
新入社員としての生活が始まり、朝起きて、出勤して、先輩に言われたことをこなし、少し疲れて帰る。
そんな“慣れない日々”が、今ちょうど続いているのではないでしょうか。
多くの新入社員が感じるこの「なんとなく過ぎていく日々」。
実はこれ、誰もが一度は通る“社会人1年目の壁”とも言えます。
けれど、この時期に「ある習慣」を身につけることができれば、
“作業をこなす人”から、“考えて動ける人”へと、大きなステップアップができるのです。
今回のテーマは、連載初日にふさわしく、
“仕事の目的”を理解し、自分の1日を意味ある時間に変える習慣についてお届けします。
✅ 「やらされ感」が抜けない理由
「言われた通りにやってるのに、なぜか満たされない」
「毎日忙しくはしてるけど、“仕事した感”があまりない…」
そんな“心のどこかが空っぽな感じ”を抱えている人は、決して少なくありません。
この「やらされ感」は、決して“仕事に向いていない”から生まれるのではなく、「目的とのつながりが見えないこと」が根本の原因です。
なぜ「やらされ感」が生まれるのか?
• 仕事の“意味”が自分に説明できない
• 成果や価値が見えにくい(または実感できない)
• 「自分の意志」でやっているという感覚がない
つまり、「やるべきこと」はわかっていても、「なぜそれを自分がやるのか?」が腑に落ちていない状態なのです。
💡 解決のヒント:「意味づけ」は外から与えられるものではなく、自分でつくるもの
「この仕事って、自分にとってどんな意味があるのだろう?」
「この作業の先には、どんな人がいて、どんな影響があるのだろう?」
そんな問いを持つことが、やらされ感を脱却する最初の一歩です。
仕事に“主体的な意味”を持たせるとき、人は初めて「自分ごと」として取り組めるようになります。
✅ 「この仕事は、何のため?」を習慣にする
最初のうちは、わからなくて当然です。
むしろ、「わからないな」と気づける人こそ、本質を考える素地がある人です。
なぜ目的が見えないまま動いてしまうのか?
• 「とにかく言われた通りにやらなきゃ」と焦っている
• 確認したくても「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮してしまう
• 慣れない職場で、情報の背景まで読み取る余裕がない
新人であることの“気遣い”が、逆に目的の見失いやすさにつながってしまうのです。
💡 解決のヒント:「目的を知ろうとする姿勢」は信頼を生む
もし、仕事の意味がわからないときは、素直にこう聞いてみましょう。
「この仕事って、どんな場面で使われるんですか?」
「誰に届けることをイメージしてやれば良いですか?」
上司や先輩にとっては、その“質問の仕方”こそが、あなたがただ作業をこなす人ではなく、考えて動こうとしている人である証拠になります。
✅ 目的がわかると、行動に“工夫”が生まれる
「この仕事、こういう意図だったのか!」と気づいた瞬間、ただの作業が、工夫の余地ある“仕事”に変わります。
なぜ目的が見えると、行動が変わるのか?
• 目的を意識すると、相手の立場で考えることができるようになる
• ただ“こなす”のではなく、“どうすればもっと良くなるか”という視点が持てる
• 自分の判断やアイデアが活きる実感が持てる
たとえば、プレゼン資料のグラフひとつでも、
「誰が、どんな場面でこれを見るのか」がわかっていれば、
フォントのサイズ、色使い、注釈の入れ方などに“思いやり”や“工夫”が自然と生まれます。
💡 解決のヒント:工夫は「気配り」から始める
特別な知識がなくてもできる工夫はたくさんあります。
• 「先に日付と担当者名を書いておく」
• 「メールの件名を一目でわかりやすく整理する」
• 「頼まれていないけど、ちょっと先回りして資料を用意する」
それらすべてが、“相手の目的”に配慮した仕事になります。
あなたの中に“自分で考えた感覚”が残ることで、仕事の楽しさも増えていきます。
✅ 1日の終わりに、「今日の目的」を振り返る
仕事は、目の前の出来事の連続です。
だからこそ、「終わったあとにどう振り返るか」で、次の成長のスピードが変わります。
なぜ振り返りが大切なのか?
• 日々の業務に“意味の蓄積”を与えてくれる
• 「できたこと/できなかったこと」が整理され、モヤモヤが残らなくなる
• 自分の「成長軸」を客観視できるようになる
「今日は何をしたか」ではなく、「その仕事にはどんな目的があり、自分はどう取り組めたか」を振り返ることが、本質的な自己成長につながるのです。
💡 解決のヒント:一言でいい、思考のログを残そう
おすすめは、1日1行でOKの“目的メモ”です。
📔 例:
• 「請求書の確認作業を通じて、取引先ごとの違いに気づけた」
• 「報告書を急ぐ理由を知り、先にデータ整理から着手した」
• 「わからないまま進めて後でミス。次は必ず確認しよう」
このような小さな振り返りが、次の行動の「質」を高めるヒントになります。
そして何より、“今日の自分を認める時間”にもなります。
まとめ|意味を知ることが、働く意欲を育てる
• 仕事に“目的”が見えないと、やらされ感で1日が終わってしまう
• 自分で「これは何のため?」と問い直すだけで、仕事の意味が変わる
• 目的を理解すると、仕事に工夫や主体性が生まれる
• 小さな習慣が、あなたを“考えて動ける人”へと育てていく
どんなに小さな仕事でも、誰かの役に立ち、何かの成果につながっています。
その“つながり”に気づく力こそ、これからあなたが磨いていく「人間力」の第一歩です。
明日からの1日が、「ただ過ぎる日」から「自分で意味づけられる日」へと変わりますように。
あなたの成長を、私たちはこれからも応援しています。








