学びをキャリアの武器に!実践につながるインプット・アウトプット術
「学び」をキャリアの武器に変える!~実践につながるインプット・アウトプット術~
こんにちは、坂本です。皆さんのキャリアと組織の成長を応援しています。
連載「『キャリア自律』時代を生き抜くための実践ガイド」も、今日でいよいよDay3です。
これまでの連載では、
- Day1:「キャリア自律」のマインドセット
- Day2:「Will/Can/Must」で自分を深掘りする自己分析
についてお話ししてきました。
目的地(Will/Can/Must)が定まり、さあ出発だ!という時に、私たちは一つの大きな課題に直面します。それは、「この旅に必要な新しいスキルや知識をどうやって手に入れるか?」ということです。
そこで、今日のテーマである「学び(Learning)」ですね。
「勉強は大事だ」と頭では分かっていても、
- 「忙しくて勉強する時間がない」
- 「本を読んでも、仕事にどう活かせばいいか分からない」
- 「学んだことをすぐ忘れてしまう」
といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
私も63歳になった今、改めて振り返ってみると、「学び」をライフワークの一つとしてきたおかげで、人生を楽しく豊かに生きることが出来ているのだと捉えています。ただ、もっと早くにその大切さに気づくことができていれば、もう少し成長できていたのかもしれないと思います。
しかし、過去は変えられません。大切なのは、「今」この瞬間から「学び」をキャリアの武器に変えることです。
今日は、学びを単なる知識で終わらせず、仕事の成果や新たなチャンスに繋げるための「実践につながるインプット・アウトプット術」 について、私の経験も交えながら、皆さんに具体的にお伝えしていきたいと思います。
学びを「消費」から「投資」に変えるマインドセット
私たちは、読書や研修、セミナー参加などを「学び」と捉えがちです。これらは確かに重要な「インプット」ですが、残念ながら、インプットだけではキャリアの武器にはなりません。
例えるなら、美味しい料理のレシピ本を読んだだけで、料理が上手くなるわけではないですよね?
本当に重要なのは、レシピ本を読んだ後、実際にキッチンに立ち、手を動かして料理を作ること、つまり「アウトプット」です。
学びを「消費」で終わらせてしまう人は、インプットで満足してしまいます。
- 「今日は良い本を読んだな」
- 「あの研修は面白かったな」
一方で、学びを「投資」に変える人は、そのインプットを必ずアウトプットに繋げます。
- 「この本の内容を、明日の会議で提案してみよう」
- 「研修で学んだ手法を、次のプロジェクトで試してみよう」
このマインドシフトこそが、学びを単なる知識から、あなたのキャリアを切り拓く「武器」に変える第一歩です。
実践につながるインプット・アウトプット術の具体的なステップ
では、具体的にどうすれば、学びを実践に繋げることができるのでしょうか?
ここでは、私の実践も踏まえ、3つのステップで解説します。
ステップ1:学びの「目的」を明確にする
学びを始める前に、必ず自分に問いかけてみてください。
「なぜ、私はこれを学ぶ必要があるのだろう?」
この「目的」が曖昧なままだと、モチベーションが維持できず、途中で挫折してしまう可能性が高まります。
学びの目的は、人それぞれで構いません。
- 「Will(やりたいこと)」を達成するために必要な知識だから
- 「Can(できること)」をさらに伸ばすためだから
- 「Must(すべきこと)」である業務を効率的に進めるためだから
このように、学びをDay2で解説した「Will/Can/Must」と結びつけることで、その学びは単なる知識ではなく、あなた自身のキャリアを前進させるための意味のある「投資」に変わります。
ステップ2:インプットは「能動的」に行う
「目的」が明確になったら、次はインプットです。ただ漫然と本を読んだり、講義を聞いたりするのではなく、能動的に情報を取り込むことを意識しましょう。
- 本を読む時:
「この本の中で、特に重要な箇所はどこだろう?」「この内容を自分の仕事に当てはめるとどうなるだろう?」と常に考えながら読み、重要な箇所には線を引いたり、付箋を貼ったりする。 - 研修やセミナーに参加する時:
「この講師は、どうしてこの事例を話しているのだろう?」「自分のチームの課題にどう応用できるだろう?」と、自社の状況に置き換えて考えながらメモを取る。
こうすることで、インプットした情報が、あなたの脳内で整理され、より深く記憶に定着します。
ステップ3:アウトプットは「小さく、すぐに」始める
インプットで得た情報を、キャリアの武器に変える最も重要なステップが、アウトプットです。
「完璧なアウトプットをしなければ」と意気込む必要はありません。まずは「小さく、すぐに」始めることが大切です。
- 学びの直後:
「今日の研修で学んだことを、同僚に3分で説明してみる」
「読んだ本の感想を、SNSに投稿してみる」 - 学びの応用:
「学んだ新しい手法を、次の会議の資料作成で試してみる」
「後輩への指導に、学んだコミュニケーション術を取り入れてみる」
この「小さく、すぐに」というアクションを繰り返すことで、学びはあなた自身の「経験知」として定着し、やがて自信と実績へと繋がっていきます。

学びを「一生モノの資産」に変える継続のコツ
29歳から学びを続け、今もなお実践されている私自身の経験から、学びを習慣化するためのヒントを少しだけお伝えします。
1. 完璧を求めない
「毎日1時間勉強するぞ!」と意気込んでも、なかなか続きません。まずは「毎日5分だけ」でも構いません。完璧を求めず、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
2. 仲間を見つける
一人でモチベーションを保つのは難しい時もあります。同じ目標を持つ仲間を見つけ、お互いの学びをシェアしたり、励まし合ったりすることで、継続の力は格段に上がります。
3. 「楽しい!」を見つける
「やらなきゃいけない」という義務感ではなく、「これを知るのって面白い!」という好奇心を羅針盤にすることが、学びを継続する一番の秘訣です。
まとめ:学びは、あなたを「未来の自分」へと導く道しるべ
今回は、キャリア自律に不可欠な「学び」を、キャリアの武器に変えるためのインプット・アウトプット術を解説しました。
- 学びは「消費」ではなく「投資」と捉えるマインドセットが大切。
- 「目的」を明確にし、「能動的」にインプットする。
- 「小さく、すぐに」アウトプットすることで、学びは「経験知」となる。
学びは、あなたを「未来の自分」へと導く道しるべです。
一歩一歩、焦らずに、しかし確実に学びを積み重ねていけば、やがてその道しるべは、誰にも真似できない、あなただけのキャリアの地図を創り上げてくれるはずです。
明日のDay4は、「人脈を信頼に変えるコミュニケーション術~関係性を築き、チャンスを引き寄せる~」をテーマにお送りします。お楽しみに!
お読みいただきありがとうございました。皆さんのキャリアと組織の成長にお役に立てれば幸いです。








