善くはたらくための考察

単なるビジネススキルではなく、働くことの本質を深考することが、真の組織成長に繋がると考えます。
ここでは、長年の実務経験と、ドラッカー理論、心理学の知見を融合させた考察を定期的に発信しています。

「自信がない」を卒業する!小さな成功体験を積み重ねる行動メソッド

こんにちは、坂本です。皆さんのキャリアと組織の成長を応援しています。

新連載『働く』を楽しむための「心のコンディション」マネジメント術も、今日でDay3です。

これまでの連載では、

  • Day1:自分の「頑張りすぎ」に気づくセルフチェック術
  • Day2:仕事のストレスを「成長の糧」に変える思考法
    についてお話ししてきました。

心身の状態を把握し、感情の波を乗りこなす方法を知った今、次なる心の課題は、多くの人がキャリアを前に進める上で直面する「自信がない」という壁です。

  • 「私にできるだろうか…」
  • 「失敗したらどうしよう…」
  • 「もっと経験を積んでからじゃないと…」

一歩踏み出す勇気が出ないのは、この「自信がない」という心の声に耳を傾けすぎてしまうからです。

私の仕事に対する本音は、「その人が自分の意思で前に踏み出すための『勇気』を与えられる者になりたい」ということです。

なぜなら、「自信」は誰かに与えられるものではなく、本人が行動し、小さな成功を積み重ねていくことでしか生まれないと知っているからです。

今日の記事では、その「自信がない」という状態を卒業し、他者からの承認に頼らない「自分軸」で自信を育むための具体的な行動メソッドをお伝えしていきたいと思います。

なぜ「自信がない」と感じてしまうのか?

私たちは、なぜ「自信がない」と感じてしまうのでしょうか?

その主な原因は、「他者からの評価」を自信の拠り所にしてしまうからです。

  • 「上司に褒められたら自信が持てる」
  • 「仕事で大きな成果を出せば自信がつくはず」
  • 「誰かにすごいと言われたい」

もちろん、他者からの評価や大きな成果は、私たちに一時的な自信を与えてくれます。しかし、これは「誰か」や「結果」という外的な要因に依存しているため、その評価がなくなったり、失敗したりすると、自信は脆くも崩れてしまいます。

例えるなら、誰かに支えてもらってようやく立てている状態です。いつその支えがなくなるか分からないため、常に不安を抱えてしまいます。

本当に必要なのは、自分の足でしっかりと立つことです。そのためには、「自分軸」で自信を育む必要があります。

「自分軸」で自信を育むための3つの行動メソッド

ここでは、他者からの承認に頼らず、自分の力で自信を積み重ねていくための具体的な行動メソッドを3つお伝えします。

1. 「目標」を分解し、「小さな一歩」を可視化する

「自信がない」と感じる時、私たちは往々にして、達成までの道のりが遠すぎる「大きな目標」ばかりを見てしまいがちです。

  • 例: 「いつかマネージャーになりたい」
  • 例: 「英語をペラペラに話せるようになりたい」

この大きな目標を、今日からできる**「小さな一歩」**に分解してみましょう。

  • 例:
    • 大きな目標: マネージャーになる
    • 小さな一歩:
      1. チームメンバーの意見を、今日は一人分多く聞く。
      2. 来週までに、マネジメント関連の本を10ページだけ読む。
      3. 上司との面談で、今後のキャリアについて聞いてみる。

この「小さな一歩」を達成するたびに、「できた!」という成功体験が生まれます。この小さな成功体験は、あなた自身の力で生み出されたものです。この積み重ねが、やがて揺るぎない「自分軸」の自信へと繋がっていきます。

2. 「過去の自分」と「今の自分」を比較する

他者との比較は、しばしば自信を失う原因になります。

そこで、視点を変えて、「過去の自分」と「今の自分」を比較する習慣をつけてみましょう。

  • 実践のヒント:
    • 1年前、あるいは1ヶ月前の自分を思い返してみる。
    • 「あの頃はできなかったけど、今はできるようになったこと」を、どんな小さなことでもいいので書き出してみる。
    • 例: 「1年前はExcelのショートカットキーをほとんど知らなかったけど、今はスムーズに使えるようになった」
    • 例: 「以前は人前で話すのが苦手だったけど、今は少し緊張しながらも話せるようになった」

この比較は、あなた自身が確実に成長しているという客観的な事実を教えてくれます。他者と比べる必要はありません。あなたは、あなたのペースで、ちゃんと前に進んでいるのです。

3. 「強み」を活かして、誰かに貢献する

自信を育む上で、「誰かの役に立てた」という経験は非常に強力な原動力になります。

何も特別なスキルである必要はありません。

  • 例:
    • 強み: 話を聞くのが得意
    • 貢献: 悩んでいる後輩の話を、ただひたすら聞いてあげる。
    • 強み: 資料をまとめるのが得意
    • 貢献: チームの議論内容を、分かりやすいメモにまとめて共有する。

誰かから「ありがとう」と言われることで、「自分はここにいていいんだ」という自己肯定感が育まれます。これは、他者からの評価に依存するのではなく、自分が与えた価値によって生まれる、本物の自信です。

まとめ:「自信」は、未来を創るための最高の燃料

今回は、「自信がない」を卒業し、自分軸で自信を育むための行動メソッドを解説しました。

  • 「自信がない」と感じる原因は、他者からの評価に依存してしまうから。
  • 小さな成功体験を積み重ね、過去の自分と比較し、誰かへの貢献をすることで、自分軸の自信が育まれる。

自信は、行動しない限り生まれません。

そして、その行動は、何も大きなことである必要はないのです。

「小さな一歩」を積み重ねていくことで、やがてその道のりは、誰にも奪われることのない、あなただけの「自信」という名の財産になります。

その財産は、あなたが未来の自分を創り上げていくための、最高の燃料となるはずです。

明日も、働く「心」のコンディションを整える旅は続きます。Day4は、「「心の安全基地」を創る!人間関係の悩みを解決する共感コミュニケーション」をテーマにお届けします。お楽しみに!

お読みいただきありがとうございました。皆さんのキャリアと組織の成長にお役に立てれば幸いです。

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