才能の発掘!「ダメな私」を創る3つの禁止令
才能の原石を発掘!「ダメな私」を創った3つの禁止令
こんにちは、坂本です。皆さんのキャリアと組織の成長を応援しています。
日々の仕事で、ふとこんな風に感じたことはありませんか?
- 「なぜかいつも、昇進のチャンスを前にしてためらってしまう…」
- 「新しいプロジェクトを任されても、途中で投げ出してしまう癖がある…」
- 「何度挑戦しても、同じような失敗を繰り返してしまう…」
これらの問題の根底には、あなたが無意識のうちに演じている「人生脚本(じんせい・きゃくほん)」が深く関わっています。
今回は、この人生脚本の中でも、私たちの可能性を強く縛る「禁止令(きんしれい)」というものに焦点を当てていきます。この禁止令の正体を知り、そこからあなたの「才能の原石」を発掘する旅を始めましょう。
1. あなたを縛る「見えない鎖」の正体
私たちは、幼い頃に親や先生、周囲の大人から受けた言葉や態度を、まるで呪文のように心に刻み込んでいます。TA(交流分析)では、これを「禁止令」と呼びます。
この禁止令は、「~するな」「~してはいけない」という形で心に刷り込まれた、強力なメッセージです。多くのビジネスパーソンは、自分がこの呪縛に縛られていることにさえ気づいていません。
「禁止令」はどこから来るのか?
禁止令は、必ずしも悪意を持って与えられるわけではありません。例えば、幼いあなたが危険な場所で遊ぼうとしたとき、親は「そんなことをしてはいけない!」と強い口調で叱るかもしれません。この言葉は、あなたを守ろうとする愛ゆえの行動ですが、幼い心には「私は危険なことをしてはいけない人間だ」というメッセージとして深く刻み込まれてしまうことがあります。
この禁止令が、大人になったあなたを、無意識のうちに「挑戦すること」から遠ざけてしまう原因になるのです。
人生脚本の「脚本家」はあなたではない?
あなたのキャリアの脚本は、あなたが自分で書いたものだと思っていませんか?残念ながら、多くの人の脚本は、幼少期に周囲の大人から受け取ったメッセージがベースになっています。
その中でも特に強力なのが、この禁止令です。これは、人生の方向性を決めるほどの力を持っています。しかし、ご安心ください。大人になったあなたは、この「見えない脚本」の存在に気づき、それを書き換える力を持っているのです。
無意識に自分を「ダメ」と決めつける3つの禁止令
数ある禁止令の中でも、特に多くのビジネスパーソンが抱えやすい、キャリアや人生の可能性を閉ざしてしまう3つの禁止令をご紹介します。
- 「成功するな」:これは、「あなたには無理だ」「身の程を知りなさい」といった言葉や態度から刷り込まれます。昇進や大きな成果を目前にすると、無意識に失敗するような行動をとってしまうことがあります。
- 「頼るな」:「自分のことは自分でしなさい」「人に迷惑をかけるな」といったメッセージから、一人で抱え込み、チームに助けを求めることができない傾向につながります。
- 「感じるな」:「男の子(女の子)なのに泣いてはいけない」「プロは感情を出すな」といった言葉から、自分の感情を押し殺す癖がつき、ストレスを溜め込みやすくなります。
2. 「禁止令」と「才能の原石」の意外な関係
「そんなネガティブな言葉が、どうして才能と関係があるの?」そう思われたかもしれません。しかし、実はこの禁止令こそが、あなたの「才能の原石」を隠していることが多いのです。
「~するな」の裏側にある「~したい」
禁止令は、私たちが本来持っている欲求や才能を抑圧するために与えられます。
- 「成功するな」という禁止令は、あなたが本来持っている「達成したい」「人に認められたい」という強い欲求や、それを実現する「行動力」を隠しているのかもしれません。
- 「頼るな」という禁止令は、あなたが本来持っている「独立心」「責任感」といった才能を、他者と協働する場面で発揮することを妨げています。
- 「感じるな」という禁止令は、あなたが本来持っている「共感力」「表現力」といった、他者と深く関わる力を抑圧しているのです。
禁止令は、あなたが最も輝く部分を、まるで宝箱に閉じ込めている「鍵」のようなものです。その鍵を開けるには、まずその存在に気づく必要があります。
禁止令が「心のブレーキ」になるメカニズム
幼い頃に深く刷り込まれた禁止令は、大人になってからも強力な「心のブレーキ」として機能します。
例えば、「成功するな」という禁止令を持つ人は、昇進の打診が来たときに、「私には荷が重いから…」と無意識に辞退したり、重要なプレゼンで成功しそうになると、わざとミスをしてしまうことがあります。
これは、あなたが怠けているのではなく、無意識に「禁止令」という脚本通りに動いてしまっている状態です。
NLPが語る「リフレーミング」の力
NLP(神経言語プログラミング)には、「リフレーミング」という、物事の捉え方を変えるテクニックがあります。
例えば、「私は人前で話すのが苦手だ」という禁止令があるとします。これを「私は人前で話すとき、相手に深く共感し、慎重に言葉を選ぶことができる」とリフレーミングすることで、弱みだと思っていたことが、コミュニケーションにおける「強み」に変わります。
推薦図書: 『成功心理学 プロが教えるNLP入門』(芝健太他)
3. あなたの「禁止令」を見つけるためのワーク
自分の禁止令を見つけるのは、少し勇気がいる作業です。しかし、その先にあなたの才能の原石が眠っていると信じて、一緒に探してみましょう。
「なぜかいつも…」を書き出すワーク
- 「なぜかいつも、新しいプロジェクトの責任者になるのをためらってしまう」
- 「なぜかいつも、上司に意見を言うのを躊躇してしまう」
- 「なぜかいつも、最後の詰めが甘く、成果を完璧にできない」
これらの「なぜかいつも…」という行動の裏側に、あなたの禁止令が隠されています。ノートに書き出してみて、その言葉の奥にある「~するな」というメッセージを見つけ出しましょう。
「あの言葉」を思い出すワーク
あなたが幼い頃に、親や先生から言われて、少し傷ついた、あるいは強く印象に残っている言葉を思い出してみてください。
「あなたは本当に手のかかる子ね」→「頼るな、一人でやれ」
「そんなこと言わないの」→「意見を言うな」
これらの言葉の背景にある意図を理解することで、あなたの禁止令の正体が見えてきます。
人生脚本の「主人公」はあなた自身
あなたは、幼い頃に与えられた脚本のまま、人生を歩む必要はありません。この脚本の主人公は、紛れもなくあなた自身です。そして、NLPの教科書で語られているように、あなたはいつでも、その脚本を書き換える力を持っているのです。
4. 才能の原石を輝かせるための行動
あなたの「禁止令」に気づき、その裏に隠された「才能の原石」を見つけたら、あとはそれを磨き上げるだけです。
禁止令を「ポジティブな命令」に書き換える
「成功するな」という禁止令を見つけたら、それを「自分の可能性を最大限に引き出せ」というポジティブなメッセージに書き換えましょう。
「頼るな」という禁止令は「他者と協力して、大きな成果を出せ」に、「感じるな」は「自分の心を大切にし、表現せよ」に書き換えることができます。
小さな一歩から「新しい私」を演じる
新しい人生脚本をいきなり演じるのは難しいかもしれません。だからこそ、まずは小さな一歩から始めてみましょう。
- 「意見を言うな」という禁止令を持つ人は、まず会議で一度だけ、小さな発言をしてみる。
- 「成功するな」という人は、職場で小さな目標を一つだけ達成してみる。
この小さな成功体験が、あなたの「新しい私」を形作り、古い脚本を上書きしていきます。

まとめ:自分を縛る「呪文」から、自分を輝かせる「魔法」へ
いかがでしたでしょうか?
「ダメな私」を創り出したのは、幼い頃に刷り込まれた「禁止令」という名の呪文かもしれません。しかし、その呪文を解き放つ力は、今、あなたの手の中にあります。
仕事の壁にぶつかったとき、それは人生脚本を書き換える絶好のチャンスです。自分を縛る呪文から、自分を輝かせる魔法へと、あなたの言葉を書き換えていきましょう。
この旅の先に、きっとあなただけの輝く才能が見つかるはずです。








