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6日間で手に入れる「GRIT(やり抜く力)」~困難を乗り越え、自己実現を叶える成長戦略~

第2回:GRIT診断~あなたの「やり抜く力」を可視化する~

皆さん、こんにちは。坂本です。

昨日の第1回では、「GRIT(やり抜く力)」が、才能や知能以上に成功を掴むための重要な要素であること、そしてその核となる「情熱」と「粘り強さ」、さらに土台となる「成長マインドセット」について、深くご理解いただけたことと思います。

「なるほど、GRITって、そういうことだったのか!」と感じていただけたら、私「メイベン」として嬉しく思います。

しかし、知識を得るだけでは、変化は起きません。

「自分にはGRITがあるのだろうか?」

「もしあるとしたら、どのくらいのレベルなのだろう?」

「どんな時にGRITが発揮され、どんな時に途切れてしまうのだろう?」

そう感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日の記事では、まさにその疑問にお答えします。

私自身、リーダーシップやキャリアのコンサルティングを通じて、多くのビジネスパーソンが、自身の強みや弱みを客観的に把握することの難しさに直面しているのを見てきました。それはGRITにおいても同じです。自分の「やり抜く力」を漠然と捉えるのではなく、具体的に「可視化」することが、それを高めるための最も重要な第一歩となります。

今日の記事では、心理学的な知見に基づいた簡単な診断ワークを通して、あなたの「GRIT」を客観的に把握する方法をご紹介します。この診断を通じて、皆さんが自身のGRITの「現在地」を知り、どこに強みがあり、どこに伸びしろがあるのかを明確に理解できることを目指します。

さあ、あなたの「やり抜く力」を測り、自己実現への道をさらに確かなものにしていきましょう!

1. なぜ「GRIT診断」が必要なのか?~「気づき」から「行動」へ繋げるために~

私たちは日々の生活の中で、自分の行動や感情について、ある程度の感覚を持っています。「自分は粘り強いほうだ」「すぐに諦めてしまう」といった自己評価です。しかし、この自己評価は時に、「建前」や「思い込み」に影響されていることがあります。本当は高いGRITを持っているのに過小評価していたり、あるいは逆に、特定の状況下でしかGRITを発揮できていないのに、自分は常にGRITがあると思い込んでいたりするケースも少なくありません。

自分のGRITを客観的に診断することには、以下の重要な意味があります。

  • 正確な自己認識: 漠然とした感覚ではなく、具体的な問いを通して、自分の「やり抜く力」の強みと課題を明確にします。これは、前回の連載「気づく力」で触れた「自己の感情・思考への気づき」の応用でもあります。
  • 効果的な改善策の立案: どこに弱点があるかが分かれば、そこを重点的に強化する具体的なトレーニングや習慣を考えることができます。まるで、健康診断を受けて、どの数値が悪いのかを知ってから、食生活や運動習慣を見直すのと同じです。
  • モチベーションの維持: 自分のGRITがどれくらいあるのかを知ることで、足りない部分を補おうとする意欲が湧き、また、既に持っているGRITを認識することで自信にも繋がり、向上心を持って取り組めます。
  • 成長の実感: 定期的に診断することで、自身のGRITが着実に向上していることを実感でき、それがさらなる継続の原動力となります。

このように、GRIT診断は、単なる自己分析ではなく、あなたの「気づき」を具体的な「行動」へと繋げ、持続的な成長を促すための羅針盤となるのです。

2. あなたのGRITを診断するワーク

それでは、実際にあなたのGRITを診断してみましょう。この診断は、アンジェラ・ダックワース氏の研究に基づいた概念を取り入れ、GRITを構成する「情熱」と「粘り強さ」の2つの側面から、あなたの傾向を可視化することを目的としています。

以下の質問に対し、「普段のあなた」に最も当てはまる選択肢を選んでください。あまり深く考えすぎず、直感で答えるのがポイントです。

このワークシートは、アンジェラ・ダックワース氏のGRITに関する研究で用いられている質問項目を参考に、連載テーマや読者の皆様の理解度に合わせて再構成し、作成したものです。具体的には、ダックワース氏が開発した「GRIT尺度(Grit Scale)」の考え方に基づいています。そのため、完全に私のオリジナルというわけではなく、科学的な知見を基盤としつつ、本連載に最適化する形で調整を加えております。

診断方法:

各質問に対して、以下の5段階で点数をつけます。

  • 全く当てはまらない:1点
  • あまり当てはまらない:2点
  • どちらとも言えない:3点
  • やや当てはまる:4点
  • 非常に当てはまる:5点

GRIT診断ワークシート

質問項目

  1. 新しいアイデアやプロジェクトには、すぐに熱中するタイプですが、時間の経過とともに興味が薄れてしまうことがよくあります。
  2. 挫折を経験しても、目標達成に向けて決して諦めず、粘り強く努力を続けます。
  3. 複数の興味を同時に追求することが多く、一つのことに集中し続けるのは苦手です。
  4. 私は非常に勤勉です。
  5. 長期的な目標を追求する中で、これまで何度も挑戦する分野を変えてきました。
  6. 困難に直面すると、簡単に目標を諦めてしまいます。
  7. 私は明確な「人生の目的」を持っており、それが私の全ての行動の指針となっています。
  8. 新しいアイデアが浮かんでも、すぐに飽きてしまい、次のアイデアに移りがちです。
  9. 私は逆境にも強く、困難な状況から立ち直るのが得意です。
  10. 長期的な目標を達成するために、数ヶ月、あるいは数年かかる努力もいとわないタイプです。

採点方法

以下の質問は、点数を反転させて計算してください。

  • 質問1
  • 質問3
  • 質問5
  • 質問6
  • 質問8

つまり、これらの質問で「全く当てはまらない(1点)」を選んだ場合は5点、「非常に当てはまる(5点)」を選んだ場合は1点として計算し直します。

それ以外の質問(2, 4, 7, 9, 10)は、そのままの点数で計算してください。

全ての質問の点数を合計してください。合計点数があなたのGRITスコアとなります。

GRITスコアの解釈

合計点数は10点から50点の範囲になります。

  • 10点~20点:課題発見フェーズ
    • あなたのGRITは、まだ成長の大きな伸びしろを秘めている状態です。新しいことに挑戦する意欲はあるものの、途中で諦めてしまう傾向があるかもしれません。この連載で、あなたの「情熱」と「粘り強さ」を育む具体的な方法を学ぶことで、大きく変化できる可能性があります。
  • 21点~35点:成長促進フェーズ
    • あなたは、すでに一定のGRITを持っていると言えるでしょう。しかし、特定の状況下では、粘り強さが途切れたり、情熱の方向性を見失ったりすることがあるかもしれません。この連載で、GRITの構成要素を意識的に鍛えることで、さらに高い目標に挑戦できるようになります。
  • 36点~50点:GRIT発揮フェーズ
    • あなたは非常に高いGRITを持っていると言えます。困難な目標に対しても情熱を持ち、粘り強く取り組むことができる、まさに「やり抜く力」の持ち主です。この連載は、あなたのGRITをさらに洗練させ、周囲のメンバーや組織全体を巻き込み、自己実現を加速させるためのヒントとなるでしょう。

補足:スコアの解釈における「メイベン」の視点

このスコアはあくまで一つの指標です。重要なのは、数字そのものよりも、「なぜこの点数になったのか?」と、あなた自身が深掘りすることです。

例えば、

  • 情熱に関する質問(反転項目)で低い点数が出たなら、「自分が本当に心から熱中できることは何か?」をさらに探求するきっかけになるかもしれません。
  • 粘り強さに関する質問(非反転項目)で低い点数が出たなら、「どんな時に諦めてしまうのか?」「その時の思考の癖は?」と、具体的な行動や思考パターンに目を向けることで、改善のヒントが見つかります。

この診断を通じて見えてきた「あなたのGRITの個性」こそが、これからの成長の出発点となるのです。

3. 診断結果を「次への一歩」に変える

診断結果はいかがでしたでしょうか?

このGRIT診断は、あなたの「やり抜く力」を数値で可視化するだけでなく、あなたがどのような状況で、どのような思考パターンになりやすいのかという「気づき」を与えてくれたはずです。

私が学んだ際にも、自己分析の重要性は常に強調されていました。自分の強みと弱みを客観的に知ることで、初めて効果的な学習計画や行動戦略を立てることができるからです。このGRIT診断も、まさにそのためのツールとして活用してください。

今日のワークの振り返り

  • あなたのGRITスコアは何点でしたか?
  • どの質問で「意外な点数」が出ましたか?それはなぜだと思いますか?
  • あなたのGRITの「情熱」と「粘り強さ」のうち、どちらに伸びしろを感じましたか?

これらの問いに、ぜひじっくりと向き合ってみてください。この自己認識が、明日以降の「GRITを鍛える具体的な方法」を学ぶ上で、非常に役立つ基盤となります。

おわりに:GRITは「筋肉」のように鍛えられる

GRITは、生まれ持った才能ではなく、「筋肉」のように鍛えることができる力です。今日の診断で自分の現状を知ることは、筋トレでいうところの「今の自分の体力を知る」ことにあたります。

明日からは、この診断結果をヒントに、具体的に「情熱」と「粘り強さ」をどのように育んでいけば良いのか、その具体的な方法について深掘りしていきます。

明日は、「第3回:情熱を燃やす~『好き』を原動力に変える方法~」です。自分の情熱を再発見し、それを目標達成の強力なエネルギーに変えるヒントをお届けします。どうぞお楽しみに!

私は、皆さんが自身のGRITを高め、どんな困難も乗り越えて自己実現を叶えられるよう、心から応援いたします。

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