善くはたらくための考察

単なるビジネススキルではなく、働くことの本質を深考することが、真の組織成長に繋がると考えます。
ここでは、長年の実務経験と、ドラッカー理論、心理学の知見を融合させた考察を定期的に発信しています。

学ぶ楽しさ習慣化で続く!大人の最強学習法

こんにちは、坂本です。皆さんのキャリアと組織の成長を応援しています。

新しいスキルを身につけようと意気込んで、高価な参考書を買ったり、オンライン講座に申し込んだりしたものの、気づけば最初の数ページで埃をかぶってしまっている…。そんな経験、皆さんも一度や二度ではないのではないでしょうか?

多忙な日々の中で、新しい知識を身につけたいという意欲は素晴らしいものですが、それを継続させることの難しさは、私も痛いほど感じています。

私自身、これまで数えきれないほどの挑戦と失敗を繰り返してきました。人材開発コンサルタントやキャリアコンサルタントとして、これまでに数千人を超えるビジネスパーソンや学生の皆さんと向き合う中で、「勉強を続けるのが難しい」「三日坊主で終わってしまう」というお悩みも本当によく耳にします。なぜでしょうか?

それは、多くの人が学びを「苦しいもの」や「義務」だと無意識に捉えているからです。特に、仕事や家庭、人間関係に追われる忙しい大人の皆さんにとって、勉強は「やらなければならないこと」になりがちです。しかし、そこには大きな落とし穴があります。無理に「根性」や「気合い」で続けようとすると、やがて心が折れてしまい、学びそのものが嫌になってしまうのです。

このブログでは、私がこれまでの経験から得た洞察をもとに、学びを挫折させずに続けるための「楽しさ」と「習慣化」という2つの最強の武器について、物語形式で深く掘り下げてお伝えしたいと思います。この2つさえマスターすれば、あなたはもう、学びの旅で立ち止まることはありません。

1:物語の舞台設定と主人公の準備

私たちはなぜ、新しい学びを始めたいと願うのでしょうか?それは、今よりもっと良い自分、もっと豊かな未来を求めているからです。この章では、まずそのモチベーションの源泉を深く掘り下げ、学びを継続するための土台を固めます。ワクワクする未来を具体的に描き、学びを「苦痛」から「楽しさ」へと変えるための心構えを身につけましょう。

心理学の世界では、目標設定理論や自己効力感の概念が、この「始める力」と「続ける力」に深く関わっていることが示されています。この理論を応用することで、あなたの学びのエンジンに火をつけることができるのです。学びの旅は、まず心の準備から始まります。それは、ゴールへと続く一本の道を照らす、心の灯台のようなものです。

新しい自分を想像するチカラ

私たちの脳は、ワクワクする未来を想像すると、自然とやる気が湧いてくるようにできています。これは脳科学的にも証明されている仕組みです。例えば、脳の報酬系と呼ばれる神経回路は、目標を達成したときの喜びを予測することで、私たちを行動へと駆り立てます。

まずは、あなたが新しい知識やスキルを身につけた未来の自分を、具体的に、そして五感をフル活用してイメージしてみましょう。これは、未来の自分に宛てた「招待状」のようなものです。

  • 新しいプログラミング言語を習得し、誰もが驚くような画期的なシステムを開発している自分。そのシステムが稼働したときの達成感と、チームメンバーから湧き上がる賞賛の声が聞こえてきませんか?
  • 心理学を学び、部下とのコミュニケーションが驚くほど円滑になった自分。これまで硬かった部下の表情が和らぎ、心を開いて話してくれる様子を想像してみてください。
  • 英会話力を身につけ、海外出張で自信を持ってプレゼンをしている自分。流暢な英語でジョークを交え、会場の聴衆から笑いと拍手、そして憧れの眼差しが起こるシーンを思い描いてみましょう。

どうでしょう?想像するだけで、心に火が灯り、少し胸が高鳴ってきませんか?

これは単なる夢物語ではありません。私たちがこれから実践する方法は、その未来に辿り着くための、非常に現実的なロードマップなのです。

なぜ「楽しさ」が学びの最強の武器なのか?

学びを続けるには、クルマにガソリンが必要なように、心のエネルギーが必要です。その最も強力な燃料こそが「楽しさ」です。しかし、「そもそも何が楽しいのか分からない」という方もいるかもしれません。

実は、私たちはもともと「学ぶこと」が大好きです。赤ちゃんの頃、転んでは立ち上がり、言葉を覚え、遊びを通して世界を学んできたように、新しい発見や成長は本能的な喜びにつながるのです。

大人になった私たちは、義務や効率を優先するあまり、その純粋な喜びを少し忘れてしまっているだけなのです。脳科学の世界では、快楽物質であるドーパミンが、新しい知識を獲得する喜びと深く結びついていることがわかっています。このドーパミンをうまく活用することで、学びは「苦痛」から「快感」へと変えることができるのです。

2:学びを「楽しさ」という名の燃料で満たす実践編

この章では、学びの楽しさを見つけ、それを最大限に引き出すための具体的なテクニックを3つご紹介します。これらは、私が多くの方の成長を支援してきた中で、特に効果的だと感じた方法です。単に知識を頭に入れるだけでなく、学びのプロセスそのものを遊びに変えることで、あなたは飽きることなく、まるでゲームをクリアするように次々と新しいスキルを身につけられるようになるでしょう。これらの実践を通して、あなたは学びのプロセス自体を愛せるようになり、自然と継続できる自分へと変わっていくでしょう。

完璧主義という呪縛を解く

「最初から完璧に理解しないと意味がない」「隅から隅まで全部覚えなければならない」という考え方は、学びの最大の敵です。これは例えるなら、豪華なフルコース料理を前にして、「最初の前菜からデザートまで、すべての食材と調理法を完璧に暗記しないと食べられない」と決めてしまうようなものです。お腹が空いたまま、食事が進まずに終わってしまいますよね。

そうではなく、まずは「全体像をざっくり掴む」ことから始めましょう。参考書の目次を眺めたり、入門講座の概要を軽く聞いたりするだけでも構いません。

そして、その中で「おもしろそう!」と感じた部分だけを、まずは深掘りしてみるのです。興味があるところから始めれば、自然と学びは進み、気づけば全体を網羅していた、なんてことも珍しくありません。

アウトプットを前提にインプットする

勉強というと、ついインプット(読む、聞く)ばかりに意識が向きがちですが、これでは知識はなかなか定着しません。なぜなら、脳は「使う」ことで初めて情報を長期記憶に保存するからです。

ぜひ、「学んだことを誰かに話す」「SNSで学んだことを投稿してみる」「ブログに簡単にまとめてみる」といったアウトプットを前提に学習計画を立ててみてください。

「今日学んだことを、家族に5分で説明する」だけでも、驚くほど理解が深まります。もしうまく説明できなければ、それはまだ理解が不十分だというサイン。もう一度インプットし直せばよいのです。アウトプットは、学びの「楽しさ」と「理解度」を実感する最短ルートなのです。

ゲーム感覚で楽しむ仕組みを取り入れる

学びをゲームのように楽しむのも一つの手です。例えば、単語アプリで「1日10問正解する」という目標を立て、達成できたらご褒美として好きなデザートを食べる、といったルールを決めてみましょう。小さな目標をクリアするごとに得られる達成感は、次の学びへのモチベーションにつながります。

また、私のおすすめは「仲間」を作ることです。同じ目標を持つ友人や仲間と、互いの進捗を報告し合ったり、教え合ったりする時間を設けてみてください。一人で黙々とやるよりも、ずっと楽しく、そして励みになります。

3:学びを「習慣化」という名の自動運転モードに乗せる

モチベーションは一時的な炎のようなもので、燃え続けるのは難しいものです。仕事やプライベートで忙しい日々の中、燃え尽きてしまうこともしばしばあります。そこで、この章では、モチベーションに頼らずとも学びが自然と継続する「習慣化」のメカニズムを解説します。そして、誰でも簡単に始められる具体的な3つのテクニックを学ぶことで、学びを日々の生活にシームレスに組み込む方法を身につけます。

これにより、学びは「特別なイベント」ではなく、「歯磨き」や「入浴」のように「当たり前の日常」へと変わっていくでしょう。

実践!「習慣化」を助ける3つのテクニック

1. 「超」小さく始める

いきなり「毎日2時間勉強する」と決めても、まず続きません。それは、自分自身に「無理なノルマ」を課しているようなものだからです。

そうではなく、「毎日、寝る前に本を1ページだけ読む」「朝起きてすぐ、単語帳を1問だけ解く」といった、「バカバカしいほど簡単な目標」から始めてみましょう。

どんなに忙しい日でも、どんなに疲れている日でも、これならできそうですよね?

これが成功の秘訣です。この「小さな成功体験」の積み重ねが、やがて大きな自信となり、学びの習慣へと繋がっていくのです。

2. トリガー(きっかけ)を仕掛ける

私たちの行動の多くは、「トリガー(きっかけ)」によって引き起こされています。例えば、「歯磨き」は、食事が終わると自動的に始まりますよね?

学びも同じです。「朝のコーヒーを淹れたら、必ず参考書を開く」「電車に乗ったら、必ずオーディオブックを再生する」といったように、「すでに習慣になっている行動」と「新しく始めたい習慣」をセットにしてみましょう。これにより、学びは「意識してやるもの」から「無意識にやるもの」へと変わっていきます。

3. 見える化のチカラを借りる

カレンダーやノートに、勉強した日をシールやマーカーで記録するのも効果的です。毎日続けることで、まるでゲームの経験値が溜まっていくように、達成感が目に見えて分かります。「今日は疲れたから休もうかな…」と思ったときでも、びっしりと埋まったカレンダーを見れば、「ここまで頑張ったんだから、今日もやろう!」と自然と背中を押してくれるはずです。

まとめ:学びは「自分を育てる旅」

今回のブログでは、学びを続けるための「楽しさ」と「習慣化」という2つの最強の武器についてお話ししました。この二つの要素は、決して特別な才能や環境に依存するものではありません。

誰でも、そして今日から、今の自分に合った方法で始めることができるのです。学びは、決して苦しい義務ではなく、あなた自身の人生を豊かにするための最高の自己投資です。この章では、学びの継続がもたらす本質的な価値について、改めてお伝えします。

挫折は「成長したい」と願った証

学びは、誰かに強制されるものではなく、自分の未来を豊かにするための、最高の自己投資です。それは、まるで自分自身という木を、毎日少しずつ育てるようなものです。ときに水をやり忘れ、葉が枯れてしまうこともあるかもしれません。しかし、諦めずにもう一度水をあげれば、必ず新しい芽が息吹きます。

この世に、無駄な学びなど一つもありません。あなたが費やした時間と労力は、すべてあなたの「人間力」という幹を太くする栄養になります。そして、その幹からたくさんの枝が広がり、やがてあなたのキャリアと人生に、豊かな実りをもたらすでしょう。

さあ、今日から「好き」や「楽しい」を原動力に

最後に、私が皆さんに伝えたいのは、学びは「苦しいもの」ではなく「楽しいもの」だということです。そして、その楽しさを見つけるために、まずは小さな一歩を踏み出してみましょう。

  • 通勤時間を活用して、好きな分野のポッドキャストを聴いてみる。
  • ランチタイムに、興味のあるテーマのショート動画を一つ見てみる。
  • 寝る前に、新しいアプリで単語を一つだけ覚えてみる。

小さな行動が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになります。学びを通じて、自分自身の可能性を広げ、理想の未来を掴み取る旅を始めてみませんか?

お読みいただきありがとうございました。皆さんのキャリアと組織の成長にお役に立てれば幸いです。

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