負け筋はない!「人生脚本」の真実
自分の人生に「負け筋」はない!誰もが持つ「人生脚本」の真実
こんにちは、坂本です。皆さんのキャリアと組織の成長を応援しています。
突然ですが、皆さんは「自分は、なぜいつもこうなんだろう?」と感じたことはありませんか?
- 「いつも、あと一歩のところで失敗してしまう…」
- 「なぜか、頑張っても報われないことが多い…」
- 「いつも同じような人間関係のパターンに陥ってしまう…」
もし、あなたがそう感じているなら、それは決して偶然ではありません。私たちは皆、無意識のうちに**「人生脚本」**という、人生のシナリオに従って生きているからかもしれません。
この連載「人生の『勝ち筋』を見つける脚本の書き換え方」では、心理学の一分野であるTA(交流分析)やNLP(神経言語プログラミング)の知見を基に、この人生脚本を読み解き、「自分らしく、物心両面で豊かに生きるための『人生の勝ち筋』」へと意図的に書き換える方法を、6日間にわたってお伝えします。
記念すべき第1回は、まずあなたの「人生脚本」とは何なのか、そしてそれを知ることがなぜ重要なのかについて、一緒に探っていきましょう。
1. なぜ、「人生脚本」を知ることが大切なのか?
人生脚本とは、私たちが幼い頃に親や周囲との関わりの中で無意識に形成する、「自分はどのような人生を生きるか」というストーリーのことです。この脚本は、大人になってからの考え方や行動、人間関係のパターンに深く影響を与えます。なぜ、この脚本を知ることが、あなたの人生を変える第一歩になるのでしょうか。
人生脚本は無意識に私たちを支配する
TA(交流分析)を提唱した精神科医エリック・バーンは、この人生脚本について、「人生のシナリオは、まるで劇場の台本のように、無意識の深い部分で書かれている」と表現しました。この脚本には、成功の物語だけでなく、「どうせ自分には無理だ」という「敗者の脚本」や、「成功はするけれど、どこか満たされない」という「非成功者の脚本」など、様々な結末が書かれています。私たちがこの脚本に気づかない限り、何度挑戦しても同じ結末を迎えてしまうことが少なくありません。
人生脚本は、あなたが生き延びるために書かれたシナリオ
人生脚本が形成されるのは、私たちが最も無防備で、感情的に敏感だった幼少期です。例えば、親に「失敗してはいけない」と厳しく言われて育った子どもは、「挑戦しない方が安全だ」という脚本を無意識に作ります。また、「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」と言われ続けた子は、「自分の感情を抑圧する」という脚本を書きがちです。
これらの脚本は、当時のあなたが「生き延びるため」に、最善だと判断して書いたものです。しかし、大人になった今、その脚本はもはや必要ないかもしれません。人生脚本は、決してあなたの「本質」ではなく、ただの「過去の選択」なのです。
「迷子の法則」と人生脚本
前回の連載で、キャリアにおける「迷子の法則」についてお話ししました。
「①どこから来たのか」「②今どこにいるのか」「③どこへ向かえばいいのか」の3つの問いが分からなくなると、人は迷子になります。
この「どこから来たのか」という問いの最も深い部分にあるのが、まさに「人生脚本」です。私たちは、自分の人生脚本のルーツを知ることで、初めて迷子から抜け出し、本当の意味で人生の羅針盤を手にすることができるのです。
2. あなたの「人生脚本」を読み解く3つのヒント
では、どうすれば自分の人生脚本に気づくことができるのでしょうか? 日常生活の中で、無意識の脚本を読み解くための3つのヒントをお伝えします。これは、まるであなたの人生という物語の「伏線」を探す作業のようなものです。
ヒント1:何度も繰り返される「口癖」に耳を傾ける
あなたの口癖には、あなたの人生脚本が隠されています。
- 「どうせ私なんて…」
- 「~すべきだ」
- 「でも…」
- 「結局、私がやるしかない」
これらの口癖は、あなたが信じていること、つまり人生脚本に書かれているルールを反映しています。「ダメな自分」という脚本を信じている人は、「どうせ無理だ」という言葉を使い、「人に頼ってはいけない」という脚本を持つ人は、「結局、私がやるしかない」と口にしがちです。これらに気づくだけでも、大きな一歩です。自分の口癖を意識的に観察してみましょう。
ヒント2:あなたの行動パターンに注目する
あなたが何度も繰り返してしまう行動パターンも、人生脚本を読み解く重要な手がかりです。
- 職場でのパターン: いつも期限ギリギリで仕事を終わらせる、人から頼まれると断れない、チームのトラブルメーカーになってしまう…
- 人間関係のパターン: いつも相手に合わせてしまう、なぜか「ダメな人」ばかり好きになる、親しい関係になると喧嘩してしまう…
これらのパターンは、無意識の脚本があなたを動かしている証拠です。あなたが「なぜいつもこうなるんだろう?」と感じる出来事は、すべてあなたの脚本の「シーン」なのです。
ヒント3:あなたが最も避けていることを探る
人は、人生脚本の「結末」にたどり着くために、無意識のうちに特定の行動を避けようとすることがあります。あなたが最も恐れていることや、避けていることは何ですか?
- 失敗すること?
- 成功して他者から嫉妬されること?
- 親密な関係を築くこと?
- 自分の意見を主張すること?
あなたが避けていることの中に、人生脚本の核心が隠されているかもしれません。
3. 「負け筋」は存在しない!脚本を書き換えるという希望
この連載の最も重要なメッセージは、「あなたの人生に『負け筋』は存在しない」ということです。私たちが「負け」だと思っている出来事は、ただの「人生脚本」の結末にすぎません。そして、その脚本は、あなたの手で、いつでも、何度でも書き換えることができるのです。
人生の脚本家はあなた自身
TA(交流分析)の創始者であるエリック・バーンは、「人生脚本は、幼少期の決断に基づいて作られるが、その決断は大人になってから変更できる」と説きました。つまり、私たちは脚本に従うだけの役者ではなく、脚本を書き換えることができる「脚本家」なのです。
人生脚本は、あなたがまだ子どもだった頃に、生き延びるために書かれたシナリオです。しかし、もうあなたは大人です。あなたが本当に望む未来を創るために、その脚本を「勝ち筋」へと書き換える時が来たのです。
小さな一歩が未来を変える
いきなり人生を180度変える必要はありません。まずは、「私の人生脚本にはどんなことが書かれているのかな?」と興味を持つこと、そして、小さな行動パターンに気づくこと。その小さな一歩が、未来を大きく変えるきっかけとなります。

4. 人生は、あなたの手で創り上げられる
いかがでしたでしょうか?
この第1回では、あなたがなぜ同じような悩みを繰り返すのか、その根源にある「人生脚本」の存在についてお伝えしました。この脚本は、あなたが幼い頃に生き延びるために書いた物語であり、決して変えられないものではありません。あなたがこの脚本の存在に気づき、一歩踏み出す勇気を持つだけで、未来はいくらでも変えられるのです。
人生という舞台の脚本家はあなた自身
TAの創始者であるエリック・バーンは、「人生脚本は書き換え可能である」という希望のメッセージを私たちに投げかけました。私たちは、幼い頃に無意識のうちに下した「決断」を、大人になった今、改めて「再決断」することができます。あなたの人生という舞台の脚本家は、他でもないあなた自身です。今日から、新しい人生の脚本を書き始めてみませんか?
あなたの人生は、あなたの手で創るアート
私たちは、誰もが自分の人生という名のキャンバスに、自由に絵を描くアーティストです。しかし、無意識の人生脚本という「下書き」に縛られ、思ったように描けないと感じている人も少なくありません。この連載を通して、その下書きを消し、あなただけの最高の傑作を創り上げるための方法を、一緒に見つけていきましょう。
まとめ:人生の「勝ち筋」を見つける旅の始まり
私たちは、無意識の人生脚本に気づき、それを書き換えることで、本当の意味で人生の「勝ち筋」を歩み始めることができます。人生という舞台の脚本家は、あなた自身です。この連載を通して、あなただけの最高の物語を一緒に創り上げていきましょう。
次回予告:過去の感情と向き合う力
次回の第2回では、この人生脚本に縛られてきた過去の感情とどう向き合い、乗り越えるかについてお話しします。NLPで重要視される「アンカリング」や「セルフコンパッション」の知見を交え、過去を癒し、未来を拓くための具体的な方法をお伝えしますので、どうぞお楽しみに。
お読みいただきありがとうございました。皆さんのキャリアと組織の成長にお役に立てれば幸いです。








