【“面倒くさい”を乗り越える力】一流の職業人が実践している「やる気に頼らず動く」ための5つのヒント
「面倒くさい」が足を引っ張る瞬間
「やらなきゃいけないのは分かっているけれど、どうしても気が進まない」
「今じゃなくてもいいか」「また後で」――
そんなふうに感じた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
この“面倒くさい”という感情は、人間である以上、完全に無くすことはできません。ですが、それをそのまま放置してしまうか、上手に乗り越えるかで、結果には大きな差が生まれます。
特にビジネスの場面においては、「面倒くさい」を理由にやるべきことを後回しにすると、自分の信頼や評価に直結するリスクがあります。
実際に、一流と呼ばれる職業人たちは、決して「やる気があるから続けられる」「モチベーションが高いからできる」わけではありません。
むしろ、“面倒くさい”を自覚したうえで、どう付き合うか・どう克服するかの術を身につけているのです。
本記事では、「面倒くさい」に打ち勝つための5つの具体的なヒントを、キャリアコンサルタントとしての視点からお伝えします。
面倒くささの正体とは?
まず前提として、私たちが「面倒くさい」と感じるとき、脳内では何が起きているのでしょうか。
脳は“エネルギー消費を避ける”という本能を持っています。つまり、新しい行動、変化、集中を必要とする作業には抵抗感を覚えるようにできているのです。
これに加えて、以下のような要素が重なると、「面倒くさい」という感情が強くなります。
• タスクのゴールが不明確
• 成果がすぐに見えない
• 負担が大きそうに感じる
• 過去に嫌な経験がある
• 他の誘惑(SNSや雑務など)が多い
つまり、「面倒くさい」は怠け者の証ではなく、脳と環境の反応なのです。だからこそ、「気合い」や「根性」ではなく、仕組みや考え方で対処する方が効果的なのです。
一流の職業人が実践する「面倒くさい」の乗り越え方 5選
1. 「始めるハードル」をとことん下げる
多くの場合、私たちは“始める前”が一番面倒くさいと感じます。実際に手をつけ始めると、意外と集中できたり、思ったより短時間で終わったりすることもあります。
そのため、一流のビジネスパーソンたちは、「完了させよう」ではなく、「まず3分だけ手をつけてみよう」とスタートを極限まで軽くする工夫をしています。
例えば、報告書を書くときは「まずタイトルだけ決める」、メールを返信するときは「一言目だけ入力する」など、“最初の一歩”を極小化することで、脳の抵抗を回避します。
2. 「面倒なことほど“時間予約”する」
人は「後でやろう」と思ったことの8割を、結局やらないと言われています。
だからこそ、“面倒だけど重要”なことほど、予定として時間をブロックすることが効果的です。
一流の人たちは、意志に頼らず、「カレンダーに入れる」「アラームをセットする」といった“やらざるを得ない仕組み”を作ります。
しかも、この予定は「30分だけ集中」や「朝の10分で片付ける」など、長時間ではなく“限定的な時間”を設定するのがポイントです。集中力の密度が高まり、達成感にもつながります。
3. 「成果が見える化する工夫」をする
面倒くささが強くなるのは、「やっても変化が見えにくい」ときです。
だからこそ、小さな進捗を“見える化”することがモチベーション維持につながります。
たとえば、タスクを完了するたびにリストにチェックを入れる、付箋をはがす、1日の終わりに“できたことメモ”を書くなど、視覚的に達成感を得られる方法を取り入れてみましょう。
ビジネスの現場でも、チームで進捗を可視化するボードや共有ツールを使うことで、「前に進んでいる」という感覚を共有でき、結果として“面倒だけどやるべきこと”に取り組みやすくなるのです。
4. 「やりたくない理由」を具体的に書き出す
人は曖昧な不安に対して、必要以上に抵抗を感じる傾向があります。
一流の職業人は、タスクに対して“嫌な感情”がわいたとき、それを紙に書き出すことで可視化し、整理します。
「時間がかかりそう」「失敗が怖い」「誰かに指摘されそう」――こうした“面倒の正体”が明確になると、対処方法が見えてきます。
さらに、「本当に面倒なのはどこか?」「どの部分なら今日はできるか?」と問い直すことで、無意識の抵抗感を客観視し、行動に移しやすくなるのです。
5. 「“誰のために”やっているか」を思い出す
一流の職業人は、タスクの“意義”を常に意識しながら働いています。
たとえ雑務や地味な作業でも、「この仕事が誰の役に立っているか」「これがどんな成果につながるか」を考えることで、意味づけが変わります。
「自分の成長のため」でも、「チームを支えるため」でも構いません。
“なぜやるのか”が明確になると、多少面倒でも取り組む理由が見えてきます。
【図解イメージ:面倒くささを乗り越える5ステップ】
| 最初の一歩を小さく | 3分だけヤル |
| 時間をブロック | カレンダーに予定を入れる |
| 達成を見える化 | チェックリストや付箋 |
| 面倒の正体を書き出す | 不安を明確化 |
| 意義を思い出す | 誰のためか、何のためか |
おわりに|「面倒くさい」は、成長のチャンスでもある
“面倒くさい”と感じる自分に、罪悪感を持つ必要はありません。
むしろ、その感情をどう扱うかが、あなたの仕事力を決定づけるのです。
やる気や気分に左右されず、自分の意思で“やるべきこと”に向き合える人は、組織でも信頼され、成長のスピードも格段に高まります。
「面倒くさいけど、やる」――この一歩が、あなたの可能性を広げていきます。
今日も、そんな一歩から始めてみませんか?








